2013年10月19日土曜日

韓国を威圧する中国北海艦隊の黄海での演習:韓国の立場は既にない

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朝鮮日報 記事入力 : 2013/10/19 11:04
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/10/19/2013101900789.html

中国海軍、黄海で過去最大規模の実弾演習

 中国海軍の北海艦隊は今月17日、実戦を思わせる過去最大規模の実弾演習を西海(黄海)で行った。
 『中国海軍網』などが18日付で報じた。
 山東省青島に司令部を置く北海艦隊は、韓半島(朝鮮半島)有事の際に動員される中国海軍の主力部隊だ。

 北海艦隊は17日の演習に、
 潜水艦を含む艦艇約100隻と、早期警戒機など航空機約30機を投入した。
 新型の駆逐艦や護衛艦が、仮想敵軍の電波妨害の中、弾道ミサイル約60発を発射した。
 新華通信は「レーザー誘導弾や艦対空ミサイルなど、各種の火力をテストした」と伝えた。

 今回中国軍が行った大々的な演習をめぐっては
 「空母ジョージ・ワシントンを含む韓米連合軍が、今月初めに東海(日本海)で合同演習を行ったことへの対抗措置」
との見方が強い。

 また一部には、北朝鮮の核問題などと関連し、
 韓半島(朝鮮半島)で事態が急変する可能性に備えたもの
だという見方もある。

 これについて韓国国防部(省に相当)の関係者は
 「艦艇約100隻が参加するというのは、実戦では起こり得ない。
 実戦を想定した演習ではなく、誇示が目的だと考えられる
と語った。

 中国海軍北海艦隊の演習は、部隊を紅軍(中国軍)と青軍(仮想敵軍)に分けて行われ、実戦と同様に指揮要員が早期警戒機に乗り込み、海軍・空軍に攻撃・防御命令を出した。
 特に、仮想敵軍がいつ、どこから攻撃してくるのか事前に一切知らせない状態で、海軍・空軍とレーダー部隊を総動員した立体演習を繰り広げた。
 海上はもちろん、海中や空中でも発射演習を実施した。

 北海艦隊の関係者は「全ての戦術は現場で決定された」と語った。
 呉勝利・海軍司令官も演習を視察した。
 呉司令官は
 「演習をできる限り実戦の状況に近づけて行い、各種の兵器や装備を最大限テストした」
と語った。

 『中国新聞網』は
 「『戦う能力を持ち、戦って勝つ(能打仗、打勝仗)』という習近平主席の指示を貫徹するため、今回の演習を実施した」
と伝えた。
 また香港の『明報』は18日
 「范長竜・軍事委副主席が最近、北海艦隊の092型(夏級)原子力潜水艦を視察した」
と報じた。
 この原潜は、射程が8000キロ以上ある潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「巨浪2(JL2)」を搭載できるという。

 北海艦隊は、北朝鮮の核による危機に備えた軍・官合同の演習を今年5月に初めて実施したのに続き、6月には西海で核・生物・化学物質の流出に備えた軍事演習を行った。
 また北海艦隊には、中国初の空母「遼寧」も配備されている。


 いま韓国は四面楚歌ならぬ五面楚歌の状態に置かれている。
 周りはすべて敵、友好国は一国もなし。
 そこで中国が、ビリッと脅しをかけたということである。
 韓国を震え上がらせる影響力行使であろう。
 いいように中国に手玉にとられているということである。
 次の記事などは、韓国を完全に翻弄し始めているといっていい。
 なんで、こんなことになってしまったのか。
 韓国指導者の安直な発想に涙が出てくる。
 こうなると立て直しは無理で、韓国は沈むとこまで沈むしかないだろう。
 自分で自分の首を締めてしまった今、誰も助けてはくれない。
 

レコードチャイナ 配信日時:2013年10月19日 16時2分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78043&type=0

「韓国が米国の防衛システムに参加すれば失うものは大きい」
=岐路に立つ韓国外交―中国メディア

 2013年10月16日、韓国の金寛鎮国防長官は米国のミサイル防衛(MD)システムへの不参加を表明したが、韓国は日米中との関係をめぐり難しい立場に立たされている。
 17日付で環球時報が伝えた。

 今月初めに訪韓したヘーゲル米国防長官は、MDに関する韓国との協力に意欲を示していた。
 だが、中国を刺激したくない韓国は北朝鮮に対応する独自のミサイル防衛を目指してきた。

 遼寧省社会科学院の呂超(リュー・チャオ)研究員は、
 「韓国国内では最近、終末高高度防衛(THAAD)ミサイルを導入するかどうかについて議論が行われている。
 韓国国内における対外関係、特に米国との政治的食い違いの断面図は、比較的親米的な勢力と独立を提唱する派閥が拮抗している例と言える。
 韓国軍のこれに対する態度は揺れ動いているが、これは韓国軍内部が米国との同盟についても揺れ動き、異なる考えが存在していることの表れだ」
と指摘。
 「中韓の間には基本的に激しく衝突する原因は存在しないが、
 もし韓国が頑として米国防衛の前線に立つならば
 必然的に得るものよりも失うものの方が大きくなるだろう
と語る。

 一方、韓国との関係が冷え切った日本は、ミサイル防衛参加で米国と軍事的歩調を、環太平洋連携協定(TPP)参加で経済的歩調を合わせている。
 そのため、韓国国内では日本との関係改善を求める声も上がっており、現政権は難しい立場に立たされている。

 「二兎を追った」韓国の得たものは
 「IT関連品輸出の中国比率50%」というささやかなものであり、その見返りは
 五面楚歌というとんでもなく危険な外交的立場
であった、ということになる。




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