2013年10月26日土曜日

韓国大統領選挙:国家情報院によるネット工作疑惑が発覚、別名「心理戦団」

_


サーチナニュース  2013/10/24(木) 14:28
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1024&f=politics_1024_004.shtml

韓国大統領選挙、韓国国家機関によるツイッター工作疑惑が発覚

  韓国の情報機関、国家情報院(国情院)が、2012年の大統領選挙で、与党・セヌリ党から立候補していた朴槿恵大統領を支持する内容の書き込みを、ツイッターで活発に行っていたことが分かった。
 ソウル中央地検特別捜査チームの調べによると、
 国情院はツイッターアカウント402個を使い、
 5万5689件に上るツイートとリツイートを組織的に行っていた
という。

  報道によると、国情院の心理戦団は2012年9月から12月18日にかけ、与党の朴候補を支持し、野党の文在寅(ムン・ジェイン)候補や安哲秀(アン・チョルス)候補を反対したり誹謗するコメントをツイッター上に大量に掲載する工作を行っていた。
 特別捜査チーム尹錫悦(ユン・ソクヨル)検事が、ウォン・セフン前国家情報院長などに対する「起訴状変更許可申請書」の中で明らかにした。

  検察は6月にウォン前院長を公職選挙法違反などの容疑で起訴し、国情院によるSNSを使った政治介入について捜査を続けてきた。
 これまで国情院がネット上に投稿した書き込みは320件だとしていたが、国情院が使用していたとみられる400あまりのアカウントを分析した結果、5万件に上るツイッターの活動が新たに判明した。

  検察当局の高位関係者も23日、「大統領選で国情院がツイートを作成したり、リツイートしたコメントが5万5689件であることは明白な事実」と韓国メディアに話した。国情院のツイッター工作を明らかにし、捜査を拡大しようとした捜査チームの尹検事は、18日に電撃的に解任されたが、国情院の選挙介入は検察トップも把握していたことが分かった。

  一方、5万件に上るツイッター工作を指摘された国情院は、
 「国情院がツイート・リツイートしたコメントは2万8317件で、残りの2万7372件の作成者は不明
だとして反発している。
 また、
 「国情院の職員が投稿したとされる2233件のうち、作成したのは122件だけで残りの2111件は他人が書いたツイートをリツイートしたもの」
だと弁明した。

  しかし韓国メディアによると、国情院が主張する2111件のリツイートも、野党候補を誹謗したり朴候補を支持するものばかりだという。
 国情院が選挙期間中にツイッターによる影響力を高めるための方法を議論するなど、組織的に活動していたことも判明しており、波紋はさらに広がるとみられる。



朝鮮日報 記事入力 : 2013/10/28 11:13
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/10/28/2013102801728.html

国情院、大統領選介入疑惑で検察の捜査に反論

 国家情報院(国情院)は27日、大統領選挙への介入疑惑をめぐる検察の捜査に関し
 「検察が国情院職員によるものと名指ししたツイッター(簡易投稿サイト)の書き込み約5万6000件のうち、約1万5000件は国情院と何ら関係ない人物によるものだった」
と主張した。

 検察が最近内容を変更した起訴状の犯罪行為一覧表で、1万5177件のツイート(書き込み)やリツイート(ほかのユーザーの書き込みを引用)したとして記載されている「kkj0588」というIDについて、国情院の関係者は
 「自主的に調査した結果、このIDを使った人物は国情院職員ではないことが分かった」
と説明した。

この人物は昨年の大統領選挙当時、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の支持団体「パクサモ(朴槿恵を愛する会)」の京畿道南部支部の幹部だったという。
 国情院の関係者は
 「(野党)民主党側が国情院職員によるものだと主張していた『朴槿恵後援口座案内』など805件のツイートも、この人物が書きこんだものと把握している」
と語った。

 検察はこれまで、国情院の職員たちが402種類のツイッターのIDを利用し、50万件近くのツイートをした、と主張してきた。
 水原地検驪州支部の尹錫悦(ユン・ソクヨル)支部長が指揮する特別捜査班はこのうち、選挙に関連するツイートを約20万件まで絞り込み、このうち公職選挙法違反容疑を適用できる約5万6000件を洗い出した。

 これに対し、国情院の関係者は
 「検察も『kkj0588』というIDの主について、内部では国情院職員ではなく『身元不明の人物』と把握しているが、起訴状には国情院職員として記載した」
と語った。
 国情院は、約5万6000件のツイートのうち、国情院職員が関与したものは2233件にすぎない、と主張している。
 また、国情院はこの中でも、職員が自ら書き込んだツイートは139件(6%)で、残る2094件(94%)は別の人物によるツイートを引用したもの(リツイート)だった、と説明した。



サーチナニュース 2013/11/04(月) 16:08
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1104&f=national_1104_035.shtml

「朴槿恵大統領アウト!」 
韓国人100人がパリで抗議集会

  朴槿恵大統領のフランス訪問に合わせ、在仏韓国人100人が2日、首都パリで2012年の大統領選挙の無効を訴える集会を開催した。
 朴大統領は年内最後の外遊先としてフランス、英国、ベルギーを歴訪中で、9日に韓国へ帰国する。

  抗議集会は市民団体「民主主義の破壊を糾弾する在仏韓人」が企画。
 10月29日にSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上で、「パリで大統領を歓迎するキャンドル集会を開催する予定だ」と述べ、
 「パリに滞在している方、パリに知人がいる方は、すべての人脈を動員して参加してほしい」
と呼びかけていた。

  集会当日の2日には、フランス在住の韓国人や留学生、観光客など約100人が参加。
 12年12月の大統領選挙で、国家情報機関が朴氏を支援したとされる選挙介入問題を厳しく批判した。

  「朴槿恵は韓国の合法的な大統領ではありません
とハングルと英語で書かれた横断幕も掲げられた。
 集会は3日にも行われ、約30がルーブル博物館近くの広場に集まった。

  集会に参加したある韓国人は、大統領選挙は問題があったと指摘し、朴大統領はすべての責任をとり辞職すべきだと主張したという。
 韓国メディアは、「“朴槿恵大統領アウト”フランス韓人会、キャンドル集会」、「在仏韓人、パリエッフェル塔で大統領選挙糾弾集会」などと報じた。